2010-06-30 濡れていたくて・・ Back Up後半 #詩 あの日・・ 彼女の元で あなたの足跡が消えた あの日・・ あなたからのメールは 『別れましょう』だった・・ 凍てつくような雪の中 ただ 立ち尽くしていたわたし・・ いつの間にか季節は移り 優しい雨に変わっていた・・ 『心の雨に 傘をくれたのは あなたひとりだった――』 空から零れる滴を見上げ そんな歌を口ずさんでみる・・ 肌を濡らす雨の方が こんなにも温かいなんて・・ 失くした傘は見つからないけど あなたの傘はここにはないけど・・ 心の雨は降り止まないけど 今はまだ 濡れていたくて・・