「そっちじゃないよ!」 突然彼がそう言った。 わたしは訳が分からず、足を止めて振り返った。 「え?」 「だから、そっちじゃないよ」 救急病院からの帰り道、始発に間に合いそうだったので、わたしは地下鉄の駅に向かっていた。 夜中にタクシーで来て、朝…
天の川にかかる橋はきっと、織姫様と彦星様の二人の想いだけではないのかもしれません。 二人を見守る沢山の人々の想いが折り重なって、鵲の姿を借りて実現したのかも。 そんな風に考えると、年に一度しか逢えない寂しさも哀しみも、乗り越えられると思いま…
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