君が鈴・・

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チリー・・ン

狭く暗い その中で

君の呼ぶ 鈴の音・・


呼ばれるままに赴く僕は

そっと君を抱きしめる・・




幾重にも傷つけたれた 君の体は

柔らかいけど ひどく冷たい・・


どんなに僕が抱きしめても

君の鈴は鳴り止まない・・





心と体が癒えるまで

どうか静かに 眠っておくれ・・


その鈴の音が鳴り止むまで

僕のぬくもり 感じておくれ・・










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