魔法の天の川

今日は雨。 あなたに逢える大切な日なのに、どうして雨なのかしら…。 溜息ひとつ。 晴れたら天体観察しようねって、約束してたの。 夕方には上がるらしいけど、そのあとの予報は曇りだしね。 朝からずっと、天気予報とにらめっこ。 ん~、このお天気予報…変…

魔法の短冊

年に一度、涙の河を乗り越えて、織姫様と彦星様は逢瀬を交わす。 愛し愛され心を通わせたふたりが、理不尽にも(いや、理由はあったけど)引き離された哀しいお話。 雨が降ったら河の水かさが増して、逢えなくなってしまうとか…。 ううん、今は雨が降っても…

魔法の吐息

しばらくぶりに、メールチェック。 なにせ、ほっとくと100件超えてることなんてざらにあるから。 いつも友達に怒られる。急ぎの用事もあったりするんだって。 そう言うものかな。便利だけど面倒くさいんだよね。 業者関係、メルマガ、迷惑メール。 そんな中…

魔法のカーテン

カチャカチャと、耳障りな音が聴こえてきた。 「あら、目が覚めた?」 って、なんだか体格よさそうな女の人の声。 わたしは目を開けてそちらを見ようとしたけど、体が動かない。 あれ…? 体だけではなく顔も動かせないことに気づいたのは、鼻に酸素チューブ…

魔法の猫バス

通りを歩いていると、数人の子供たちが息を切らせながらバタバタと走ってきた。 みんな一様に、きらきらと目を輝かせている。 「うわぁ~い。猫バス見たー!」 「猫バス猫バスー。」 「願い事が叶うんだー!やったぁー!」 ネコバス…?って、あのジブリの猫…

魔法の白い花

郊外の、すごく辺鄙なところにわたしのアパートがあります。 駅から随分離れているので、残業で遅くなったときなんかは、真っ暗な道を歩かなければなりません。 これ以上ないくらい神経を尖らせて、ちょっとの物音も逃さないように一歩一歩進みます。 これで…

魔法のぬいぐるみ

わたしの車の助手席には、大きなくまのぬいぐるみが鎮座している。 ちゃんとシートベルトを締めて、危険がないかを見ていてくれてるの。 夜のドライブなんかは、彼がいてくれて本当に助かる。 だって‥一応女の子だから、何があるかわからないでしょう? あ、…

魔法のおにぎり

友達からメールが来た。 『お~い!生きてるかぁ~?(笑)』 わたしは返信できなかった。 『生きてる』ってなんだろう…?そんな事を思っていた。 しばらく、外界から離れていた。 生きていくってことの意味が解らなかった。 生きる。 生きている。 生きてい…

魔法のオルゴール

「ねね、オルゴール置いたから、聴きに来てね!」 お友達から、そんな誘いを受けた。 彼女は、わたしがここに来てすぐにできた、長い付き合いのお友達。 一時は男性を巡って、ライバル宣言をされたこともあるんだけど。 もう覚えてないかな? でも、わたしに…

魔法のお月さま

わたしには、遠距離恋愛の彼がいる。 あんまり遠すぎて、年に1回逢えればいい方かな。 電話代も高くついちゃうから、コミュをとるのは専らネット回線を使ってになる。 メールにLINE、ライブチャット。 やっぱり声が聴きたくなるし、顔も見たくなるから、ライ…

魔法のチューリップ

ご近所の空き地に、チューリップが咲きそろいました。 むかし、独り暮らしのお婆さんが住んでいた場所。 お婆さんが亡くなった後、家は取り壊されたけど、花壇だけは残されたとか。 近くに住んでるおばさんが、毎日お手入れをしていました。 雨の日は傘をさ…

魔法のクレヨン

「はい、じゃあみんなで、お母さんのニッコリ笑顔を描きましょうね~。」 そんな先生の掛け声で、周りのみんなが一斉にお絵描きを始めた。 わたしはひとりうつむいたまま、クレヨンを持つことができなかった。 「海月ちゃんは、おばあちゃんを描きましょうね…

魔法の自転車

大好きなお兄ちゃんが引っ越してから、1ヶ月が経つ。 高校を卒業して、大学進学のために遠いところでひとり暮らしをはじめたのだ。 最初の頃のメールは即レスだったのに、最近は一日に一回しかくれなくなった。 わたしが寂しんぼだって知ってるくせに…。 ひ…

魔法の紅茶

今日は、大好きなおばあちゃんのところへ行きます。 ちょっぴり早起きをして、クッキーを焼いてみました。 ちょっと不恰好だけど、おばあちゃんならきっと喜んでくれるはず。 おいしいって言ってくれるかな? おばあちゃんのおうちへ行くと、いつもいろんな…

魔法のヴァイオリン

「ねぇ、お願い。魔法をかけて。」少女は、古びたヴァイオリンに手を添え、話しかけた。ヴァイオリンは微かに揺れ、ギィ‥と一音だけ鳴った。「やっぱりもう、ダメなのかな…。」溢れる涙をそのままに、少女はヴァイオリンを抱きしめた。2年前までそのヴァイオ…

春陽‥

手のひらに ひとひらの夢 薄紅の 春陽に寄りて 朝な夕なに‥

2015年 新春に寄せて

訪れる 春より先に 温もりを 揺れる心に そっと届けて‥

雪華‥

彼の空を 遠く見つめる 瞳には 雪華(せっか)の想い 聖夜の祈り‥ ☆;+;。 Merry Christmas‼ 。;+;☆ 生きてます(笑)

名月‥

鈴の音の 揺れる月夜に 手を伸べて 蒼き光に この身委ねて‥ 9/8中秋の名月に寄せて‥。

Certainly...

Certainly... Forever blue is if you look up at the sky White clouds is to far away Shining star is always watching over me Moonlight is hug me gently That it would be alone even if The spirit is alive in this natural Alive... Now, I alive…

玉響の風‥

蒼き夢 暫し仮寝に たゆたって 通り過ぎるは 玉響の風

星の花

宵待ちの空、輝く星が あなたの待つ、あの丘へ 寂しくないよ、ここにいるよ いつもあなたを見ているよ 宵闇訪れ、仄かに光り あなたの顔を照らし出して 泣いているの?泣かないで わたしがここにいるでしょう? 差し伸べた手に、そっと触れて 優しい微笑み…

それでもまだ、信じてる‥

震えるこの手をそっと添えて 閉じ込めた想いを綴ってみる 言えない言葉は言えないままに 流れる涙は流れるままに ちゃんと気づいて、わたしの想い ちゃんと掴んで、わたしのこころ‥ ソラの涙に自分を重ね 封じ込めたこの心には 温かな風に微笑みながら 微睡…

Why can not stop time?

Now, this moment Very very little time If it can be stopped I did you spend with you? The trajectory you have been living your Why would not be able to leave as it is? Why can not stop time? Why are you disappeared? Passage of time is cru…

Sky...

Sky... My mind fly in the your sky. The holding hands with hand. I'm not afraid if with you. Come on, Let's fly away!

無題

闇にのまれるはずの想いを あぁ、あなたはなぜ吸い上げるのか そのまま、見逃せばいいではないか このまま、捨て置けばいいではないか 哀れとおもうてのことか? それとも、蔑みの慈悲なのか? いつかその光に包まれて 時、越えることができるなら 今、流れ…

Message‥

トゥルル‥ トゥルルルル‥ (出ないで‥) トゥルルル‥ (出ちゃダメ、出ないで‥) トゥル‥チャ 「‥‥もしもし?」 『――――っ!!いやぁ~~~~~っ!!!なんで出るのよっ!?』 「はぁ~?なんで‥って、おまっ!自分で電話しといて何言ってんだ!?」 『何言ってるって、もう連絡…

I do not lose...

I do not lose Even if there is any thing The alone in the ocean It is thrown out without having anything Caught up in the rough sea of words Even if damaged how I do not lose To find absolutely! Place to return of my mind Among the warm yo…

何も言わなくても‥

言葉はいらない 瞳を閉じて ずっとずっと 心の中のあなたを 抱きしめる‥ 緩やかな鼓動 温かな吐息 ほら、感じるから 何も言わなくても‥

Re-you...

瞬く星が覚えているわ かすれた声に、震える心 指を滑らせ、なぞる言葉は あなたの空に続いているの 囁く風が教えてくれる 小箱の奥の、涙の欠片 遠くの空に、想いくゆらせ あなたの月に心映すの Someday,somewhere Anytime anymore But,this my mind Every…